保険・金融法務

 主に生命保険会社からのご依頼により生命保険に関するご相談、業法対応などへのご相談等をお受けしています。また、契約に関するトラブル対応、債権回収や顧客対応などの個別案件への対応も行っています。

1 保険契約に関する紛争対応

 保険契約は長期かつ集団的な関係が前提となりますが、逆に言えば、契約締結から保険事故の発生までの期間が長期かつ不確定なものになりますので、いざ保険事故が発生したときに、保険契約締結時の事情によって保険給付が行われないということも起こります。
 そのような紛争が生じた場合への対応や、そもそも契約締結の段階において適切な募集と説明がなされるような仕組みの確保への対応などを行います。

2 業法への対応

 保険業法及びその関連法令等に適合した事業の運営がなされるよう、ご相談等をお受けしています。業法による規制、ルールもその時期によって変わってきますので、それらをアップデートしつつ、意図するところを汲み取って対応することが重要です。

3 債権回収

 債権回収は基本的な業務ではありますが、具体的な回収までを見越してどのような方法が有効か、手法の選択を検討する必要があります。費用対効果の観点からの検討も必要になることがありますし、きちんとした姿勢を示すためには法的手段によることが求められるというケースもあります。具体的な事案に応じて、的確な債権回収手法を検討し、実行していきます。

4 顧客対応

 いわゆるクレーム案件への対応を行います。顧客からのクレームに理があると思われる場合から、社会的に見て不相当な要求である場合まで、幅は広いですが、いずれであっても場当たり的にならず、明確な基準と根拠に基づいた対応が求められます。言い換えれば、説明可能な対応であるかどうか、ということがより意識されるべきであるということでもあります。