学校・教育法務

教育活動において生じる課題・紛争に関する相談等に対応しています。

 学校・先生方の立場から、生徒指導上の問題や、学校生活上生じる課題・トラブルへの対応・解決を行います。
 学校生活上生じる課題・トラブルというと、退学等の処分に関する紛争が典型的な例として思い浮かびますが、それらに限らず、広く学校・先生方が生徒に対して指導・教育を行うにあたり生じうる問題や、生徒同士のトラブルへの対処など、幅広く対応します。その場面も、授業や生活指導だけではなく、課外活動等の学校行事、クラブ活動などにおいて安全を確保するための方策についても対応します。
 少子化の影響や、親子関係の変化もあってか、保護者がより子供の学校生活に強い関心を持ち、直接介入、かかわりを持つ機会も増えてきています。ときに感情的なやりとりになることもあります。いたずらに対立関係になる必要はありませんが、他方で、きちんとした根拠に基づいた公平・公正な対応をしっかりすることも必要です。多様な利害関係者が存在する中で、適切・妥当な解決を目指します。
 特に私立学校では、学校だけではなく先生方個人に直接責任を問われるケースもありますので、どのように対処するのが適切かを、先生方個々人の立場に立ってアドバイスをいたします。

学校運営上の諸問題について

 また、学校の設置者、管理者としての学校法人の立場から、学校運営上の諸問題にも対応いたします。
 施設の管理者としての学校が払うべき注意や、学校が所在する地域の方との利害調整、その他苦情対応、法人としての組織上の問題(人事、労務、ガバナンス、内部統制等)、危機管理にも対応いたします。
 特に私立学校においては、建学の精神、理念をいかに日常の学校運営、学校生活の中に反映、浸透させるかが極めて重要です。そのような教育目的の実現に資するために、ただ法的な対応をするだけではなく、現場の実態を踏まえながら適切な対応を行います。